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伊勢志摩サミット

伊勢志摩サミットが閉幕しました。金曜はレッスンをお休みにしたので、珍しくテレビを付けたら、生中継で安倍総理がサミット閉幕宣言を行っている最中でした。

原稿棒読みではなく、自分の言葉を堂々とよどみなく語る安倍総理を、同じ日本人として、誇らしく思いました。

そのスピーチから、英語学習のヒントをもらいました。それは、

言葉はスピードではない。
何を思い、伝えるかです。

私は日本語という言語のスピードはゆっくりで、英語のスピードは早く、話す内容や頭の回転レベルは英語の方が勝っていると思っていました。

でも、今日、安倍さんの言葉を聞いて、そんな考えが変わりました。

ゆっくりとした言葉からも、安倍さんの想いはしっかり伝わってきました。
明確な裏付けの元に、本質を見つめて、堂々と意見を述べていました。

その後、広島でのオバマ大統領のスピーチも聞きました。圧倒的にオバマさんの方が語数は多かったでしょうし、感動的な表現も多かったですが、安倍さんのスピーチも全く遜色なく、どちらにも感動しました。

私たちは日本人として、自分のペースで物事を語れば良いのだと、そう思いました。たとえゆっくりであっても、理念がしっかりしていて、落ち着いて話すことが出来れば、私たちは対等に世界と渡り合えるのだと思いました。

それと同時に、広島で安倍総理とオバマ大統領が二人で談笑しながら歩いていたり、岸田外相が原爆ドーム前で通訳を介さず直接説明する姿を見て、英語を使いこなす重要性も感じました。

彼らの姿を見て、一人でも多くの子どもたちが、「よっしゃ俺たちも英語や世界情勢を勉強して、世界を相手にもっと活躍してやるぞ!」と思ってくれるといいな〜と思います。

英語なんか怖くない、使いこなして当たり前、な時代を作りあげていきたいですね〜。
まずは私がそうならないと…ですが(^_^;)
[ 2016/05/28 00:47 ] ブログ | TB(-) | CM(0)

奇跡の教室〜エチ先生と『銀の匙』の子どもたち〜

神戸の灘校で50年間、国語を教えておられた、橋本武先生の独自の授業を紹介した本です。

驚くことに、彼は教科書を使いませんでした。
『銀の匙』という薄い小説を中学三年間で読み込むのです。
中勘助、という作家の作品なのですが、私は全く知りませんでした。
明治時代の作品のため、文体も古めかしく、中学生にはとっつきやすいものではないと思います。でも、彼らにとって、この本は生涯大切な物になっていきます。

教科書が小説一冊では、学べる範囲が狭いのではないか?そう思う人も多いと思います。

橋本先生は、『銀の匙』を核にしながら、毎回様々な脱線をして、子どもたちの好奇心や知識を広げていきます。

駄菓子屋でいろんな飴を食べるくだりは、生徒たちに飴を食べさせながら先生が読み上げます。
え?飴を?と思うけど、それは、彼らが小説の世界を追体験する為の、先生のしかけなのです。

小説というのは、どれだけ感情移入できるかで感動の度合いが違ってきますよね。自分が体験したことない昔の外国の話や、証券トレードなんかの話はピンときません。
自分にも似たような体験がないと感情移入はできません。
先生は現実とは少しギャップのある、小説の世界を追体験させることで、小説と子どもたちの橋渡しをしていたと思います。

そして、さらに面白いのが、一つの言葉を無限に広げていくやり方です。「丑紅」という言葉が出てきたのをひっかかりに、先生は、
「丑は中国の暦、十二支の一つで、子、丑、寅、卯…、さらに十干という暦もあってそれは、甲、乙、丙、丁…」
と暦や季節、物事の由来にまで遡ったり、枝葉を伸ばして教えていかれます。

私はこの本を読みながら、「この授業、なんだかBBカードの考え方とすごく似てるな」と思いました。

核となる教材は手のひらサイズですが、それが骨となって、様々に伸ばしていける素材であること。
脱線こそが狙いであり、遊ぶように学ぶこと。

そして何より、橋本先生のこの言葉がBBカードの創設者の難波先生の言葉に重ります。

「すぐに役立つことは、すぐに役立たなくなります。
私はそういうことを教えようとは思っていません。なんでもいい。 興味を持ったことをどんどん掘り下げてほしい。
そうやって見つけたことは、君たちの一生の財産になります」

先生が六年間教えた子どもたちは、公立より格下だった私立の灘校のレベルを押し上げ、東大合格者数1位までなりました。

この授業を叶える為にされた先生の努力と覚悟は凄まじかったと思います。心から頭が下がります。

私も微力ながら橋本先生の子どもたちへの思いを引き継いでいきたいです。

よーし、どんどん脱線しよう。たくさんの混沌(カオス)を作ろう。それが記憶の中に残り、いつの日か役に立つことを信じて、挑戦し続けよう。

絵本も、通して読むばかりじゃなく、一部分だけの精読、つまり深い理解や、興味を無限に広げていけるような読み方もしてみよう!

そう思いながら昨日高学年クラスでレッスンをしました。

BBカードのThe queen gives a quiet party. から脱線して、知ってるqueenはあるか?と聞いたら、エリザベス!卑弥呼!推古天皇!(笑)が出ました。

ダイアナ!も出たので、ダイアナはqueenじゃなくてprincessだよと話して、うちにある伝記マンガのダイアナの写真を見せました。ダイアナは事故で死んだよ!と言うので、なんで死んだ?と聞いたら、パパラッチから逃げたんだ、と言う。
なんでpaparazziから逃げた?と聞いたら、離婚したから。じゃあなぜ離婚した?チャールズ皇太子がカミラ夫人と裏切ったから。そう、それでダイアナは拒食症や過食症になったんだよ。拒食症といえば、今月の歌の「Sing」を歌ってるカレン・カーペンターズと一緒だね。ダイアナは人気者だったから沢山のpaparazziから追いかけられて、事故に合ってしまったんだね…

と、話がとめどもなく広がっていったところで、ビンゴの続きに戻りました。

みんながどう思ったのかはわかりませんが、口々に発言してくれたことや、後で娘が「面白かった」と言ってくれたことが嬉しかったです。

すぐには役に立たないけど、後でジャブのように効いてくるレッスンをしていけたらなぁ、と思います。
[ 2016/05/25 12:34 ] ブログ | TB(-) | CM(0)