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ボイス交換日記

コロナ期間中に他の先生のアイデアをいただいて、ラインのグループでボイス交換日記をしております。ボイス交換日記とは、ボイスメッセージ機能を使って、文字ではなく、声で日記のやりとりを行うというものです。レッスンではついつい一方通行になりがちな生徒さんとのやりとりが、双方向に、しかも週に何度もできるようになりました。
これは三つの大きな利点を持つということに気づきました。

まず、一つ目は、生徒が自分の気持ちを表現できる場が作れたことです。日本の子どもたちは、大勢の人の前で自分の気持ちを言葉にすることに抵抗がある子も多いので、少人数の仲間の中で、安心して自分のことを話せる場が必要だと思います。

二つ目は、生徒が身の回りで起きたことや、それに対する素直な感想を英語にしてあげられることです。英語力を鍛えるには、英語日記が良いとよく聞きます。私も学習初期の頃、英語日記に何度も挑戦しましたが、何が正しくて何が間違っているのかがさっぱりわかりませんでした。モヤモヤして、すぐに挫折してしまったものでした。今みたいに翻訳アプリもありませんでしたし、ネイティブの友達も周りにいなかったので、「何をどう言えばいいのー!!!!???」と随分苦労しました。「こう言えばいいんだよー」とその場で答えてくれる人が身近にいればいいのにな~!!と思っていました。今の子どもたちには翻訳アプリという心強い味方がいてうらやましい限りですが、アプリを使いこなすにはまだ読みの力が足りません。それならば、私が通訳してあげればよいのだと思いました。これは大正解でした。子どもたちの語彙も増えますし、私にとっては英作文の勉強になります。

三つ目は、子どもたちの貴重なアウトプットの機会を作れたことです。英語を学習しても、使わなければ、絵にかいた餅です。どんどん忘れてしまいます。でも、声に出して人に伝えることで、記憶はより深く脳に刻まれます。しかもそれを何度も繰り返すことで、さらに長期記憶に刻まれます。また、自分の声と向き合うことになるので、より発音も意識するようにもなると思います。

以上の三点から、ボイス交換日記はとても良い取り組みだと思います。これからも、少しずつ、あせらず、たゆまず、コツコツと、継続は力なりの精神で、続けていきたいと思います。
[ 2020/06/12 01:27 ] ブログ レッスン風景 | TB(-) | CM(0)

本のご紹介「日本語の絶対語感」

今日はおすすめの本をご紹介します。
『日本語の絶対語感』 外山滋比彦著 だいわ文庫 2015年初版発行

お茶の水女子大名誉教授で、ベストセラーになった『思考の整理学』の著者の方でもあります。

私の使っているBBカードは「英語の語感」を育てる、と創設者の難波悦子先生はおっしゃいます。
私はその「語感」の定義をずっと手探りしながらここまでやってきました。
理解したいと願い、分かったような気になっても、気が付けば、また姿を見失う。それが私にとっての語感でもあります。

著者の外山先生曰く、人はそれぞれ幼児期のうちに、『絶対語感』というものを身に着けるそうです。

確かに、「三つ子の魂百まで」ということわざもあるように、子どもは2~3歳頃には、自分の言葉でその子らしく話せるようになります。

では、『絶対語感』とは何か?

外山先生のお言葉のうちの一つをお借りすると、
「絶対語感はひとりの人のなかに存在することばの体系、システム、原理です。(中略)そのたいへん重要なものを、たった数年のうちに、しっかりと身につけてしまう人間の力には、おどろくほかはありません」

なるほど。いうなれば、巨大なジャングルジムみたいなものでしょうか?点と点を沢山集めるうちに、それらをつなぐ線が自然にできあがってしまうようなイメージが私の脳裏に浮かびました。

では、子どもたちはなぜ、そんな高度なことができるようになるのでしょうか?

それは、母親や周囲の人々の繰り返す言葉を継続して毎日毎日耳にしてきたからです。
それが習慣であったからです。
生活や遊びを通して、こんな時、どう伝えればよいのか、大人を見ながら育っていくからです。
人は一度見たものを再現することはなかなかできませんが、何度も何度も見たり聞いたり真似してきたことは、意識しなくてもできるようになります。

『習うより慣れよ』ということわざがありますが、私たちは、毎日日本語を『習う』ことで、『慣れる』域にまで到達するのだと思います。
物事というのは、一度慣れてしまうと、意識することなく使えるようになります。目をつぶっても歯を磨くことができるようになりますし、泳ぎや車の運転や料理やスポーツだって、さほど考えなくても体が覚えて動いてくれるようになります。

それほどに、習慣というものは大変便利な道具となって、人間の生活をより高いレベルに引き上げてくれます。

そこに必要なものは、シンプルな繰り返しだと外山先生はおっしゃいます。

「ことばの習得は一にも二にも、繰り返しです」
「わからないことばでも、くりかえしくりかえし聴いているうちに、やがてわかるようになります」

この言葉は大いに私を励ましてくれます。BBカードは何度も何度も繰り返すからです。最初は「わけわかんない」と子どもたちに言われるからです。でも、楽しいから繰り返すうちに、いつのまにか言えるようになるし、分かるようになるからです。

でも、果たして、それだけでいいのか?
広い広い英語の世界を旅するには、BBカードはあまりにも小さい船なのではないか?
私はこの船を信じ、世界へ乗り出そうと決意しているが、親御さんにはあまりに頼りない船にしか見えないんじゃないか?
中学に行ってから、荒波にもまれて、子どもたちは溺れて、自信を失ってしまわないだろうか?

そんな不安も多少なりともありました。信じているといっても、私は弱い人間です。BBの先生なら誰しも抱くようですが(笑)
でも、その不安にも、外山先生は、一つの光を与えて下さいました。

「人は、すべての言葉に接することは不可能です。しかし、絶対語感が形成されると、今まで聞いたこともない言葉でも、理解できたり、使ったりできるようになります。教わらない言葉でも、わかり、使えるようになります。それが絶対語感の大きな特徴です」

・・・・・わからない言葉も、語感によって理解できるようになる・・・

これは大変驚くべき能力だと思います。人類が他の動物よりも飛躍的な成長を遂げた一つの大きな理由かもしれません。

この言葉をもって、私は改めて、BBカードは信頼に値する教材だと思いました。

もちろん、他の教材でも良いのです。私はこのカードが好きだから使っているだけなのです。でも、それが絶対語感形成に役立つのだとしたら、こんなに有難いことはありません。もうあとはひたすら、子どもたちと遊んで、遊んで、遊び倒そう!と思います。

「遊びの中で子どもは絶対語感を育てるものです」と外山先生も書かれています。

また、理解しやすい簡単なものばかりを子どもに与えるのではなく、一見難しく、なかなか理解できないような読み物も与えると良いそうです。

理解しやすい簡単なものを読むことをアルファ読み、難しいものを読むことをベータ読み、と先生は定義されておられます。

分かりやすいものでいうと、慣れ親しんだ内容の本やスラスラ読めるマンガがアルファ読みで、新聞の社説、文学作品、論語などの難しいと思われがちなものがベータ読みとなるでしょうか。もちろんマンガにもベータ読みになるような高度な内容のものもあると思います。

今の日本人は、アルファ読みしかしなくなってきたので、日本語の力が低下したと言われています。そして、言葉の力が低下するということは、心も育たなくなるのだ、と先生は警告されております。

はじめに言葉ありき。そして、言葉が身についたのちに、心が育つのだそうです。

とても深く心に響きました。心を育てる英語教室を目指すためにも、美しい言葉を育てていこうと胸に刻みつけたいと思います。


さて、長々と書き連ねてまいりました。書かせていただいた他にもお伝えしきれない素晴らしい内容が、この本には沢山つまっておりますので、ぜひとも、親御さんや先生方を含め、すべての方にこの本をおすすめしたいと思います。

お読みいただき、誠にありがとうございます。
[ 2020/06/11 02:28 ] ブログ おすすめ本 | TB(-) | CM(0)

新年度生徒募集中です

3月に引っ越しをして、さあ!自宅教室を大々的にお知らせするぞー!と思っていたら、あれよあれよというまにコロナがやってまいりまして、入学式でチラシをお渡しすることもできないまま、新学期が始まって、早二か月。
オンラインレッスンは、やってみるまでは苦手だったのですが、実際に身を投じてみると、とても楽しいことに気が付きました。Zoomの様々な機能を活用したり、パワーポイントなどで、視覚を使った導入もしやすくなりました。また、録画したレッスン動画をYoutubeに限定公開して、復習に役立てていただいたりしております。

機械音痴な私ですが、このコロナ期間に新しいことをたくさん学ばせていただいております。子どもたちなら柔軟な脳でどんどん新しい進化に対応していけることでしょう。ぜひ、皆様もこの危機をきっかけに、ご家庭のオンライン環境を整え、楽しみながら人とつながり、学ぶ機会をお子さんに与えられてはいかがでしょうか?
英語教室BBTIMEは皆さんの挑戦を全力で応援します!

ご連絡お待ちしております。(日時応相談)
日高(090-1345-4837)
[ 2020/06/10 14:40 ] お知らせ | TB(-) | CM(0)

ラズキッズ

地道に、たゆまず、ラズキッズをおすすめしております。絵本を借りることができない今、オンライン多読サイトはとても良い学習ツールだと思います。 ただし、Youtubeのように何もしなくても面白い動画が次から次へと勝手に流れてくるのと違って、ラズキッズは、自分でログインして、絵本を選んで、読まないといけません。たったそれだけのことでも、子どもたちには高いハードルになります。初期学習者にもわかりやすい内容になっているため、Youtubeのように笑い転げるような内容ではありませんから、ほっといたら読むようになるものでもありません。かといって声を掛けすぎても、子どもたちはうんざりしてしまいます。
これが、英語学習、英語多読の難しいところです。

それでも多読の効用はとても大きいものです。
たとえば、
自動読み上げ機能により、正しい音を聞き真似することができます。発音力が向上します。
絵と言葉がリンクすることで、無理なく語彙力が向上します。
絵本ならではの繰り返しで、自然な文法が体に染み込みます。
読み方が難しい単語も、絵本で繰り返しふれて慣れることができます。
英語で絵本を読める、という自信がつきます。

多読の長所を伝え、習慣化する手助けをするのが私たち講師の役割だと思うので、これからも、たゆまず、あきらめず、ラズキッズをおすすめしてまいります。
[ 2020/06/10 14:05 ] ブログ レッスン風景 | TB(-) | CM(0)